しかし、巷でよくきくB級ゲテモノ映画賛の多くには、B級であること、ゲテモノであることそれ自体を称揚するような、自閉した雰囲気があります。
別にいいのだけれど、でも、こういう物言いにのせられて、DVDを借りてきてはがっかりさせられた経験を多々持つ身としては、つい懐疑的になってしまいます。
「B級映画なんて、それほどのもんかあ?」
あまり期待してはいけません。
B級映画はしょせん「B級」であり、したがってB級映画に対するまっとうな賛辞は、通常は「まあこんなものかな」であり、最高(最低)でも「すばらしくくだらない」か「発狂するほどイカレてる」であり、その魅力の大半はキッチュのイカモノ趣味なのです。
過去のよじれた感性や突出した趣味が、時代のたゆたいの中で一時的な(部分的な)アピールを獲得することはあるでしょう。
しかし、それはしょせんマニアックでスノビッシュな領域に属するものであり、そういう嗜好の人だけが気にすればいい世界なのです。
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