ヘシオードの住んたボエオティアは、丘陵と谷間がいりこんだところで、農地といってもわずかに狭い土地があるにすぎなかったのです。
アテナイの市民に言わせると、、頓馬な田舎者の住むところでした。
・・・あるとき、羊を追いながら、ヘリコンの山に登ったとき、詩の神々ミューゼスから輝かしい詩を教えられました。
そのときの詩が『エルガカイヘメライ(仕事と日々)』でした。
パピルスの上に書きしるされたヘシオードの叙事詩は、紀元前830~820年頃の日々を次のように描いています。
「心せよ、年ごとに、空高く雲聞にツルの声を聞く時、
それは畑を耕す時を告げ、雨をもたらす冬の到来を知らせてくる。
さりとて、その声は、雄ウシを持たない男の心を悩ませる。
さあ、今こそ、角もつウシたちを囲みにいれて.肥らす時ぞ」。